ごく普通の在日

3年前の今日

職場にいた。お昼をとった後、姉から連絡が入っていた。折り返し電話したら事情がわかった。早速会社をぬけて帰った。

実は、予感がないわけでもなかったが、突然な出来事だった


翌朝、日本に向かってくる母を迎えに朝早く空港へ行った。母が義父の様子を見て泣き出した。
いや、飛行機に乗る前からかなり泣いていただろう。

あんなに泣いた母は、生まれて初めて見た。怖かった。すごく怖かった。
いつも元気で強い母だという印象を持っていたけど、この日の母は立ってもいられずに床に座り込んで泣いていた。言うことも聞かずに義父を見つめて泣いていた。

今日は義父が亡くなってその日からちょうど3年になった。時間が経つのが早いのはこういうことだなとはっきり意識ができた。

当時は手続きや、後片付けなどに追われていた。初めて長男として責任を感じられた。だけれど実際にきっちんとできていなかったんだろう。あれこれを手回して物事を片付けてあれこれを教えてくれたのは義兄と姉だった。まだ入って間もない会社の方々にもフォローを頂いていた。初めての経験ばかりだからすごく助かった。

忙しい中、当時の気持ちも充分に感じられずやらなければならないことに集中し、これからのために準備することしかなかった。今考えてみると、あのときはよく落ち付いたなーと不思議に思った。大変なのはこれからだというのもずっと理解できていた。

だが、今となってその当時の出来事を未だに思い出している。
分かっているよ。過ぎたことを思い出しても仕方がない。そう、分かっている。

唯一「お父さん」と呼べる人だった。なのに早くして逝ってしまった。後悔しかなかった。もっと仲良くしていればよかった。最後にあった時、あんなひどい事を言わなきゃよかった。後悔ばっかりだった。どうやったって死んだ人間を取り戻すことはできないのも分かっている。今になって思い出したって悲しんだって後悔したって。
義父が亡くなって母は母国に帰り一人暮らしている。母を一人にしてしまったのは自分のせいなんじゃないかとさえ考えてしまう。

昨夜、姉は自分に言った。「やった事はやり直せない」「やった事とどう向き合うかのほうが大事だよ」「また、どう生まれるかは選べないがどう生きていくかは選べられる」

単純なことだった。姉は自分に、犯した罪にどう向き合うかどう責任をとるか自力で考えて判断しなさいと言わんばかりだった。義父は母を自分たちに託して逝ったわけなんだから、今立ち直らないと母のわがままに負けてしまうんだとか

姉の言うとおりだった。今は、落ち込んでいるよりも他にやるべきことがあった。 3年前の夏に義父の焼骨を母と母国に持って帰って海で散骨していたときの気持ちもそうだった。


今週末、会いにゆきます。



職場にいた。お昼をとった後、姉から連絡が入っていた。折り返し電話したら事情がわかった。早速会社をぬけて帰った。

実は、予感がないわけでもなかったが、突然な出来事だった


翌朝、日本に向かってくる母を迎えに朝早く空港へ行った。母が義父の様子を見て泣き出した。
いや、飛行機に乗る前からかなり泣いていただろう。

あんなに泣いた母は、生まれて初めて見た。怖かった。すごく怖かった。
いつも元気で強い母だという印象を持っていたけど、この日の母は立ってもいられずに床に座り込んで泣いていた。言うことも聞かずに義父を見つめて泣いていた。

今日は義父が亡くなってその日からちょうど3年になった。時間が経つのが早いのはこういうことだなとはっきり意識ができた。

当時は手続きや、後片付けなどに追われていた。初めて長男として責任を感じられた。だけれど実際にきっちんとできていなかったんだろう。あれこれを手回して物事を片付けてあれこれを教えてくれたのは義兄と姉だった。まだ入って間もない会社の方々にもフォローを頂いていた。初めての経験ばかりだからすごく助かった。

忙しい中、当時の気持ちも充分に感じられずやらなければならないことに集中し、これからのために準備することしかなかった。今考えてみると、あのときはよく落ち付いたなーと不思議に思った。大変なのはこれからだというのもずっと理解できていた。

だが、今となってその当時の出来事を未だに思い出している。
分かっているよ。過ぎたことを思い出しても仕方がない。そう、分かっている。

唯一「お父さん」と呼べる人だった。なのに早くして逝ってしまった。後悔しかなかった。もっと仲良くしていればよかった。最後にあった時、あんなひどい事を言わなきゃよかった。後悔ばっかりだった。どうやったって死んだ人間を取り戻すことはできないのも分かっている。今になって思い出したって悲しんだって後悔したって。
義父が亡くなって母は母国に帰り一人暮らしている。母を一人にしてしまったのは自分のせいなんじゃないかとさえ考えてしまう。

昨夜、姉は自分に言った。「やった事はやり直せない」「やった事とどう向き合うかのほうが大事だよ」「また、どう生まれるかは選べないがどう生きていくかは選べられる」

単純なことだった。姉は自分に、犯した罪にどう向き合うかどう責任をとるか自力で考えて判断しなさいと言わんばかりだった。義父は母を自分たちに託して逝ったわけなんだから、今立ち直らないと母のわがままに負けてしまうんだとか

姉の言うとおりだった。今は、落ち込んでいるよりも他にやるべきことがあった。 3年前の夏に義父の焼骨を母と母国に持って帰って海で散骨していたときの気持ちもそうだった。


今週末、会いにゆきます。